プラセンタとNGF

プラセンタに“成長因子”が含まれていることは有名ですよね。
臓器や皮膚などの細胞を増やす物質で、高い美容・健康効果が期待できます。

ここではその成長因子の一つ“NGF”について、詳しく解説していきます。

プラセンタとNGF

NGFとは脳神経の細胞を成長させる物質のことです。
“神経細胞増殖因子”とも呼ばれています。

また傷ついた神経細胞を修復し、再生する働きも担っています。
もともと私たちの体の中でつくられている物質ですが、外からも補給することができます。
その補給できるものというのが“プラセンタ”です。

プラセンタとは、もともとは“胎盤”のこと。
NGFは胎児の神経系の発生・発達を促すのに欠かせない物質として、胎盤の中に存在しています。
その胎盤から抽出されたエキスが、“プラセンタエキス”として化粧品やサプリメントなどに多く配合されています。

NGFの働き

NGFが体にどんな効果をもたらすのか、その働きを具体的にみていきましょう。

・脳細胞を活性化させる
老化による学習能力の低下は、NGFが減ってしまうことが影響していると考えられています。
学習の力が低下したラットにNGFを投与した結果、それが改善されたという研究結果も出ているんですよ。
NGFが十分にあることで神経細胞が活性化し、アルツハイマーなどの予防が期待できます。

・精神を安定させる
私たちの体内では“自律神経”が働いています。
自律神経とは興奮やリラックスを感じさせる神経のこと。
例えば、汗を掻いたり、朝に目が覚めて夜眠くなる…といった当たり前に思えることも、自律神経の働きによるものです。
体をコントロールしている神経と言えます。

この自律神経が乱れると情緒不安定、うつ、不眠などになりやすいのですが、
NGFは自律神経の細胞に働きかけてバランスを整え、精神を安定させてくれます。

・傷を治す
NGFは唾液にも含まれています。
口内に傷ができたときに、細胞を修復させるNGFやその他の成長因子(EGF)が働きます。
ケガをした時に「唾をつけておけば治る」と言われるのは、唾液に含まれる成長因子に傷を治す自然治癒力があるためです。

プラセンタに含まれるNGFに注目!

成長因子と言えば美肌効果のある“EGF”や“FGF”など代表的ですが、NGFも優れた物質です。
治りにくいアルツハイマーやうつの改善が期待できる成長因子はNGFだけ。

体も心も健やかにするNGFが含まれるプラセンタ、ぜひ注目してみてくださいね。
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