プラセンタの成分　酵素

プラセンタにたくさんの栄養が含まれていることは有名です。

その中の一つに挙げられるのが“酵素”という物質。
ダイエットや美容に良いとして、最近注目され始めていますね。

ここではそんな酵素が一体どんなものなのか、どんな働きをするのか、より詳しくご説明していきます。

プラセンタに含まれる“酵素”とは？

化粧品やサプリメントに含まれている“プラセンタ”とは、主に動物の胎盤からとれたエキスのことを指します。
胎盤には、お腹の中の赤ちゃんを成長させる、赤ちゃんに悪影響を与える有害物質を排除する…などの役割がありますが、その働きに一役買っているのが“酵素”なのです。

ミネラルとたんぱく質が合わさった物質で、現在確認されているものだけでも約3000種類あります。
食べ物の消化・吸収や、代謝、毒素の排出などの働きをしてくれる、私たちの体に欠かせない物質です。

体内にもともと存在している酵素には次の２つがあります。

・消化酵素
食べた物の消化・吸収を助ける酵素です。
代表的なものには、でんぷんをブドウ糖に分解するアミラーゼ、たんぱく質をアミノ酸に分解するプロテアーゼなどがあります。

・代謝酵素
体の代謝にかかわっている酵素です。
栄養素からエネルギーをつくり出す、細胞を生成・修復する、免疫力を高めるなど、生命を維持する大切な役割を担っています。

プラセンタに含まれているのはどんな酵素？

・アルカリホスファターゼ(ＡＬＰ)
・酸性ホスファターゼ(ＡＣＰ)

乳製品、魚介類、レバーなどに多く含まれるリン酸化合物を分解してくれる酵素です。

リンとはミネラルの一種。
カルシウムやマグネシウムと結合して骨や歯を丈夫にしてくれます。

・アデノシン三リン酸
筋肉で働く、代謝にかかわる物質です。
活動するためのエネルギーをつくり出します。

プラセンタにはこの他にも、消化や代謝にかかわる物質が100種類近く含まれていることが分かっています。